シックハウス診断士事務所 広島

シックハウス症候群、化学物質過敏症やアレルギー疾患など、住生活改善を主に取り組みます

「衛生仮説」は「確実な説」へ!

十数年も前になるだろうか、除菌・殺菌剤、カビ取り剤、消臭剤に抗菌剤とありとあらゆるモノが無臭だの無菌だのともてはやされて世の中はずいぶんと清潔になった。
一方では、あまりに過度な除菌や抗菌によって小さな子供たちに自然に備わるはずの免疫抗体ができなくなるのではと危惧されてきた。
これがいわゆる「衛生仮説」。
 
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WEBサイト「花粉症クエスト」より
国立病院機構相模原病院臨床研究センター長 谷口正実先生 の記事を紹介
 
人間は清潔過ぎるとアレルギーになりやすいという『衛生仮説』について、「これまで仮説とされてきましたが、もやは『確実な説』としてヨーロッパの学会では議論が進行しています」と谷口先生。
 
「今の40代以下は、全国津々浦々ほぼ道路が舗装された時代に土埃に触れずに育っています。土埃にはカビ、バクテリアなどのエンドトキシンという物質が含まれて、1歳~1歳半ぐらいの間に土埃に接するといい意味で刺激になりアレルギー、アトピー体質になりいくい。とりわけ牛や馬と一緒に育つとアレルギーに極端になりにくくなります。ヨーロッパ中心に複数の研究結果が報告されており、もやは間違いありません。遺伝よりも環境因子の方がアレルギーを左右するのは確実です」。
 
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さぁーどうしますか、やはり「衛生家族」でいきますか。