避難所における「食物アレルギーの子どもたち」にできること
以前、環境アレルギーアドバイザーの会談の折、全国に起こる災害時の避難所において炊き出しや食料配給の時に交わされた、
母親「うちの子はアレルギーがあるので、この食品は食べることができない。」
担当者「この非常事態に、そんなワガママを言ってはいけない。 食べ物があるだけでも有難いと思わないのか。」
こんな感じのやり取り。
同じく命を思う気持ちが胸を痛める。
無知であれば自分の正しいことを主張する。
無知を責める訳にはいかない、誰も皆、知らないことのほうが多い。
・・・子育てサークル 広島食物アレルギーっこの会 キラ☆キラ のメンバーが監修された「ママの防災ぽっけ」より引用
◆まわりの人たちができること…
災害時みんなが大変なときに、自分のことを言い出していいのだろうか?
特に炊き出しや食料の配給時は、多くの人の善意が有るからこそ、声に出せない私たち、お母さんたちがいます。
食物アレルギーを持つ本人や家族が「食物アレルギーがあること」を言いやすい環境を!
「食物アレルギーの方はお声をかけてください!」という案内の掲示や声かけ、小さな子供への配給は保護者への確認をするなど、キッカケを作っていただけると助かります。
また、炊き出しの際には、使った食品の表示ラベルや、調味料の容器をそのまま置いてもらうと本人や家族は食べてよいかどうかを自分自身で判断することができ、お互いの負担が軽減されるでしょう。
こんなふうに、食物アレルギーに対する意識が少しでも前進していけるよう、私たちは願っています。
・・・ 引用ここまで
皆がそれぞれ、皆のことを思っています。
自分ではわからないことでも、少し知識を持って対処していきたいと思います。